About

首都大学東京システムデザイン学部
サービスロボットインキュベーションHUB


サービスロボットの開発を一括して行う
産学協働研究の交流拠点

 
AIやIoTなどテクノロジーがかつてない速さで進展している今、ロボットが活躍する領域は製造分野にとどまらず、社会インフラから、医療、介護、福祉サービス、生活支援や家事代行といった生活分野にまで広がりを見せています。もっとも身近な家庭用ロボットといえるロボット掃除機や、ペットロボットに代表されるコミュニケーションロボットのように、明らかにロボットとわかる機械はもちろん、ロボット技術(RT)を応用した“目に見えないロボット”が身の回りの機器や設備の操作を担うようになり、「人間がロボットと一緒に生活する」というフィクションのような世界が現実になり始めています。  
一方で、超少子高齢化が進み、高齢者1人を現役世代1人で支える肩車型社会の到来を目前にした日本では、高齢者や遠隔地で暮らす人々への情報支援、自宅や公共施設での移動支援、完全無人化を前提とした物流支援など、人々に寄り添いながらインタラクティブな支援を実行できるサービスロボットの重要性がますます高まっているのも現状です。
 
こうした時代や社会の変化の中、首都大学東京が2015年に創設したのが、人間と共生するサービスロボットの研究開発や事業化・実用化を目的としたインキュベーションハブ「serBOTinQ(サーボットインク)」です。2016年度より本格稼働を始めたserBOTinQでは、大学内の知見や共同研究機関である企業が持つ技術を組み合わせながら、デザイン思考を用いたシステム提案やプロトタイピングによる仮説検証の実践、サービスロボットを利用する人の目線に立った評価などを一括して実践できる体制を構築しています。
 

serBOTinQと共同研究機関による開発プロセス]

将来予測が難しく、また十分な時間をかけた開発が時代に適合しなくなった今、デザイン思考を用いたシステム提案から市場調査も含めたプロトタイプの開発までをスピーディーかつ低コストで行うワンストップ体制を整えています。
 

 
serBOTinQの開発イメージ]

目に見えるカタチ、触れるカタマリ、稼働するプロトタイプモデルなどを重視し、マクロな視点とミクロな視点を兼ね備えたプロトタイピングの仮説検証を繰り返すことで、考えるだけではわからない、意識できない部分を共有した研究開発を進めています。

企業やユーザと協働でサービスロボットの開発を行うことを目的としているため、serBOTinQは様々な専門分野に精通した教員で構成されています。また、大学内に研究拠点を構えることで、実体としての開発物を前提としたプロセスを体験できるため、システムデザイナー・エンジニアの人材育成を推進できる環境となっていることも特長です。
 


serBOTinQの研究目標と期待される効果

 

・サービスロボットの事業化・実用化に近づける研究
・サービスロボット+デザイン思考で地域活性化、地域創生
・技術シーズ、サービスシーズを活用し、新たなビジネスを創出
・異なる専門分野との連携に基づく製品アイデアの実装と設計へのフィードバック
・イノベーティブな知的生産物の成果としての外部資金の獲得
・システムデザイナー・エンジニアの育成を推進