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for文

for文は、繰り返しの初期設定を行う 初期化式、 終わりの条件判断を行う 条件式、 繰り返すときの ループ式の 3つの式を必要とし、下記のような記述する。


for( 初期化式; 条件式; ループ式){
/* 実行する文 */
}

例えば、整数iの値を1〜10まで1つずつ増加させ、 そのときのiの値を標準出力するには、下記のようにすればよい。


for( i=1; i<=10; i++){
printf(”i = %d\n”, i);
}

実行文は複数あっても構わない。その場合には、ブロック内に記述すればよい。 C言語では配列などの添え字を0から始めるので、for文を使用する場合には、 初期化式において0に設定するのが通常である。

また、for文は初期化処理の後、条件式が評価されるので、条件によってはfor文に続く 実行文が一度も実行されないこともあり得る。 逆に条件式が無限に真の場合には、for文に続く実行文が無限に繰り返されることになる。 そのような典型的な書き方は、初期化式、条件式、ループ式を省略した下記のようなものである。


for( ; ; ){
/* 実行する文 */
}

for文における以上の処理内容をフローチャートで模式的に表現すると 図4.2のようになる。

Figure 4.2: for文のフローチャート
\begin{figure}
\begin{center}
\epsfile{file=fig4_2.eps,height=5cm}
\end{center}\end{figure}



kojima hirohisa
2001-03-05