南大沢文化会館サイン計画プロジェクト

わかりやすい南大沢文化会館を目指して始まったプロジェクトです。 八王子市にある南大沢文化会館は、オーケストラによるコンサートなどさまざまなイベントで利用されています。複合施設という環境や建物の複雑な構造のために、初めて訪れる人が迷ってしまったり、常連の方に必要な日替わり情報が見えにくかったりと、利用しにくい状況が生じてしまっていました。そのため、適切な場所にサインを設置することにより、その問題を解決するプロジェクトを実施しました。
利用者の地図の読み方等の行動分析や仮サインでの検証、アイマークカメラや VR を利用した視線測定での検証からUX を分析、蓄積したデータを盛り込んでのデザイン提案の流れを繰り返し行い、案内表示のシステムとデザインの提案を行いました。

仮説としての行動分析


 
 
 

アイマークカメラによる実験


 
 
 

実験後のUX考察


 
 
 

メンタルモデル分析


まず空間を3つのフェイズに分け、areaでは大きな空間、zone では区域として限定していき、最終的な到達点としてplaceとし て場所を特定していく段階的なサインシステムとしての概念と した。サインだけでなく、空間と組み合わせて認識させることに より誘導を行うため建物内の目標物またはランドマーク的要素 を新たに設けるというデザインを想定した。
 
 

実際に施工されたデザイン例