プロジェクト
「CanSat」と呼ばれる~1kg程度の超小型模擬航空宇宙機を製作し,8月に秋田県能代市で開催される能代宇宙イベントや9月にアメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で開催されるARLISSに参加します.
これらの大会では,気球やロケットでCanSatを上空から放出し,空中や地上で様々なミッションを行います.CanSatには大別して350ml缶程度のサイズのカンサットクラスと,上限1050g程度のオープンクラスがあり,当研究室では主にオープンクラスに取り組んでいます.初期はパラフォイルを用いた誘導制御の研究から始まり,現在では毎年複数のチームが,ゴールを目指すカムバックタイプのCanSatや画期的なミッションを行うCanSatで挑戦しています.
CanSat開発においては,機械工作や電気回路などの技術の習得にとどまらず,プロジェクトの中での計画・実行・評価・改善という繰り返しを通し,数ヶ月後を見据えたスケジュール管理,文書管理,プロジェクトマネジメント等も行い,衛星開発に必要な幅広い能力の獲得を目指します.
以下,歴代のCanSatの一覧です.AはARLISS,能は能代宇宙イベント,種は種子島ロケットコンテストに参加したことを指します.
2019年度[詳細(ARLISS)]
2018年度[詳細(ARLISS)]
2017年度[詳細(ARLISS)]
2016年度[詳細(ARLISS)]
2015年度[詳細(ARLISS)]
2014年度[詳細(ARLISS)]
2013年度[詳細(ARLISS)]
2012年度[詳細(ARLISS)]
2011年度[詳細(ARLISS)]
2010年度[詳細(ARLISS)]
「Ibis Works」(A)
2009年度
「Ibis Works」(能)
2008年度から2010年度まで,衛星設計コンテストに参加し,超小型衛星設計に取り組みました.
以下は歴代の衛星設計コンテスト提出作品です.
第18回衛星設計コンテスト(2010) バイナリブラックホール探査衛星「ORBIS」
受賞:設計大賞 日本天文学会賞 最優秀模型賞
第17回衛星設計コンテスト(2009) 太陽偏光分光観測衛星「FLARE」
受賞:地球電磁気・地球惑星圏学会賞 日本天文学会賞
第16回衛星設計コンテスト(2008) 超小型衛星用データ中継衛星「HIBiKI」