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関数、副プログラム

C言語では、関数と副プログラムを特に区別せず、すべて関数と呼んでいる。 関数は0個以上の引数から何らかの計算を行い、値を返す役目をする。 その意味で、mainプログラム部分も1つの関数と言える。 C言語には、多くの関数が用意されており、それらの関数を標準関数と呼ぶ。 また、返値を必要としない関数もある。 自分で定義する関数が返値を必要としない場合には、void宣言を関数の前につける。 例えば、関数名がaaaであり、この関数が値を返さない場合には、以下のようにする。

void aaa(){
int a, b;
a = 10 % 3;
b = 10 % 2;
printf(”10/3の余り = %d \n”, a);
printf(”10/2の余り = %d \n”, b);
}

一方、関数値を返す場合には、return文により値を返す。 また、返す値の型を関数の前に記述する。 例えば、2つの引数(double)の足し算を行う関数を作成する場合には、 返値の型をdoubleとして、以下のように定義すればよい。
(足し算を行うためだけの関数はほとんど意味は無いので、あくまでの例でしかない)

double add(double x, double y){
double z;
z = x+y;
return(z);
}



kojima hirohisa
2001-03-05