next up previous contents
Next: mainプログラム Up: C言語プログラムの概要 Previous: コメント文   Contents

インクルード文

さまざまな標準関数を使用するときに、その関数のプロトタイプ宣言などがされている ヘッダファイルをインクルードするための文である。 ヘッダファイルは非常にたくさんあり、全てを説明することは紙面の都合上できない。 だいたいは、以下に示す2つをインクルードすれば間に合うはずである。 もし、うまく行かない場合には、必要なヘッダファイルをインクルードすること。


#include <stdio.h> /* 画面入出力関係、ファイル入出力関係 */
#include <math.h> /* 標準関数 */

また、ヘッダファイルは、自分で作成することもある。 その場合は、ヘッダファイルに、自分で新しく作ったデータの型(構造体)を定義したり、 そのデータを扱う関数のプロトタイプ宣言をする。 また、そのようにして作成したヘッダファイルをインクルードする場合には、 ファイル名を<>で挟むのではなく、ダブルクオート” ”で挟む。 例えば、自分で作成したヘッダファイル名が、kojima.hとした場合、 以下のようにする。


#include ”kojima.h”

また、自分でヘッダファイルを作成する場合には、2重にインクルードされるのを 避けるために、ヘッダファイルの先頭と末尾に、ユニークなマクロ(通常はファイル名から決める)を書くのが有効である


#ifndef Kojima_H /* 先頭のおまじない、ファイル名から決める */
#define Kojima_H /* 先頭のおまじない */
/* 構造体などが定義されている部分 */
/* プロトタイプ宣言がされている部分 */
#endif /* 末尾のおまじない */



kojima hirohisa
2001-03-05